せいふふのブログ

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これが日本のEV意向率の実情か!(マンションEV充電スタンド説明会)

先日、自宅マンションのEV充電スタンド説明会なるものがあって参加してきました。EV充電スタンド自体の設置は、マンションの総会で既に認可され、設置完了済みということで、今回の説明では、実車を使用した充電方法に関するものでした。(この説明会を受け、申請書を提出した後、充電できるようになる流れ)

認可された際の総会には参加していなかったので、住民の方々の間で、実際にどのような議論がなされて、今回の充電スタンド設置に至ったのか、背景はあまり把握していません。

ただ、個人的にはEV充電スタンド設置については大賛成です。将来的には、EV充電ができるということが、マンション自体の資産価値にも間違いなくプラスに働く要因になるからと思っているからです。

現時点では、日本ではEV普及が中々進んでいない状況下で、反対派の声も恐らく多数あった中で、よく認可まで辿り着けたなーというのが感想です(関係者の方々、本当お疲れさまだったと思います)

この説明会を通して、私が何よりも驚いたのは、説明会に参加した住民の少なさです。参加者わずか10名。現在住んでいるマンションは、800世帯程あるので1.3%程の低い参加率。

仕事柄、自宅マンションに駐車されている車を結構見てしまう方なのですが、平置き駐車で目につく範囲(機械式が主流なので)で、EVは日産:リーフと三菱:アウトランダーPHEVの2台ぐらい。なので、全体ではEVの数はあっても5-6台ぐらいかなーと思ってました。

で、実際に説明会参加者10名の内、EV所有者は4名なので、大体そんなものだろうーという感は当たっていました。

が、しかし、全く当たっていなかったのは、EVへの意向人数(興味がある人)です。ここでいうと、10人の内、所有者4人を引いた6人。たった6人!!! 私的には、何だかんだ言っても20人ぐらいは、EVを検討中 & 興味がある人がいて、この説明会にも参加するんじゃないかなーと思ってました。全くの見当はずれ。。。。。

以前、マンションの管理会社の方と話した際、マンションの駐車ロット数:800台の内、100台程度は空きスペースになっているとのことでした。ということは、駐車されている車は700台、その内EV(BEVとPHEV)は4台(EV比率:0.6%)となり、残り694台はガソリン/ディーゼル車となります。

日本で車を買い替える年数は平均で約7年、少しデータは古い(2017年)ですが、日本の保有台数の内、車齢で7年以上を占める割合は約50%とのことなので、ざっくり計算しますと、694台×50%で349台が買い替え対象台数になります。

つまり349台の内、6人が今回の説明会に参加したということは、次に車を買う際に、EVへの買い替えを検討している割合としては、最大でもわずか1.7%となります。繰り返しますが、最大でわずか1.7% !!!(EVへの意向率から実際の購入までとなれば、恐らく半分もいかない転換率になると思うので、今後直近でEVに買い替えする人は、たぶん3人ぐらい)

このマインドでは、そりゃEV普及は中々進まないわけですよね。たまたまこのマンションにおける結果がそうなのかもしれませんが、それにしてもちょっと少なすぎる感は否めません。

加えて、参加者の10名の内、60-70代っぽい方々:5名、50代っぽい方々:4名、しかも全員男性という属性。現役世代である30-40代の人達は私を除いていないという状況。

うーん、、、本当にこれで良いんでしょうかね…。住んでいるマンションが新しくはなく、詳細な年齢層は分かりませんが、たぶん50代以上の世帯が多いとは思います。

とはいえ、一定数の現役世代はいるはずであって、その世代がEVに興味を示していないっぽい結果が、本当にやばい状況だと思います

「中国EV市場はどんどん拡大」で記載した通り、いくら日本メーカーが「ハイブリッド車の方がエコで素晴らしいんです!」と訴求したとしても、世界はもう待ったなしでEV化が進んでいます。

※グローバル EV販売台数  2022年累計(1-9月):681万台、シェア13% 

Global Plug-In Electric Car Sales In September 2022 Exceeded 1,000,000 Global passenger plug-in electric car sales reached a new all insideevs.com  


2022年は、日産:SAKURA、三菱:ekクロス EV等、軽EVが日本市場に投入されたことで、日本市場におけるEVシェアは大幅にアップはしています。

※ 日本市場 EV販売台数 2022年累計(1-9月):6.9万台、シェア2.7% (前年1.1%から2.5倍以上アップ)

日本国内における電気自動車の売上とシェアを確認【最新情報/2022年9月】 - EVsmartブログ 欧米や中国などを中心に、世界ではEVのシェアが急拡大しています。日本国内では過去数年間にわたり普及が停滞していましたが、2 blog.evsmart.net  

ただ、それでもEVシェアはわずが2.7%です。日系各社メーカーは、EV普及に向けて頑張っているとは思います。とはいえ、欧州・中国を筆頭に、制度を変更され(ガソリン車は遅かれ早かれ廃止の流れ)、そのルールに乗っ取り日本では考えられないレベルの速さでEV普及化を推し進めている連中には、どうあがいても勝てない状況に追い込まれています。

SonyとHondaもEV第一弾が2025年前半投入とかって言っていますが、それじゃ遅いんです。その時点でもうEV市場の勝敗は決まっていると思います。

日本というガラパゴス市場にいると、まだまだEVなんて早いんじゃない?という雰囲気がなんか漂っていまよね。それは年齢層が上の人達に限った話しではなく、若い世代の人達にも同様に当てはまると思います。

大袈裟かもしれませんが、今回の自宅マンションにおけるEV充電スタンドの説明会において、EV普及に対する今の日本の縮図のようなものが垣間見れた気はしています。

私としても、まだEVには乗れておらずバリバリのガソリン車に乗っています。ただ、次回購入の際には、間違いなくEV(BEV or PHEV)が入ってきます。

EVは”値段が高い”、”充電が心配”というところも、まだまだ払拭できていない部分はあると思います。しかしながら、軽EVの投入等によって手が届く代物にもなってきてますし、充電スポット等のインフラも、自動車メーカーがますますEV車を推し進めることによって、充電インフラも更に拡充され、充電の心配も軽減されてくると思います。

「EVはどうかなー」と悩んでいる方も、まずは一度でも良いのでEVを乗ってみてはと思います。その加速性しかり静寂性しかり、今までのガソリン車では味わえなかった新しい体験がきっと得られるはずだと思います。

私もEVを手に入れ、BEVやPHEVで得られるNew Lifeをいつか体験したいなーと考えています。

ではでは、今日も頑張っていきましょう!
Have a nice day!