せいふふのブログ

自己啓発、資産運用、健康、スポーツ、子育て等、興味があることに何でもつぶやきたいと思います。

”じぶんの意見で生きていこう(ちきりんさん)”を読んで

ちきりんさんの本は、大体読んでいますが、今回の本で一貫してちきりさんが伝えたかったことは、”自分の人生を自分で考えて、楽しく過ごしていこう”ということ何だと思います。

 

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自分の人生は、自分で決める

今までの自分の人生を振り返ってみても、”世間体”とか”こうあるべき”とかに流されて、選択したことって結構あるなーと。

 

就活なんてその最たるもので、とりあえず聞いたことのある大企業で働くのが一般的で、何となく企業のイメージが沸くからエントリーしてみたっていう感じが、本当に多かった。

 

とはいえ、今の若い人達は優秀なので、そんな通例に流されず、自分の頃と違ってもっと社会的意義のあること、いわゆるパーパス目線で選択されている方も多いとは思いますが…。

 

結局は、自分で選択するってすごいリスクが伴うんですよね。その決断が後々になって間違っていた場合、逃げ道としてどうしても誰かのせいにしたくなってしまいがちです。

 

だから、他人には答えようの無い問い(転職、結婚、自宅購入等)に対しても、誰かのアドバイスを求めてしまうんですよね。

 

でも、上記に挙げた項目の相談とかって、本当誰かに相談しても、何かアドバイスは貰えるけど、それらが決定付ける要因にはなりえません。だって、その人の価値観とか置かれた状況によって、左右される問題なので、その人のことを一番分かっている自分にしか決められない問題だからです。

 

しいて言えば、他人の中でも、自分のことを一番分かってくれている配偶者の方と相談すべき話。私も奥さんと相談した上で決めています。

 

どこかのVoicyでちきりんさんが、「これこれこういう状況で転職すべきか悩んでますが、転職すべきでしょうか?」見たいな質問をリスナーさんから受けて、「そんなこと私に聞かれても、知らんがなっ~」とおっしゃっていましたが、本当その通り。

 

だって、そんな会ったことも無い人の人生相談に乗れるはずがないし、逆にちきりんさんがその相談に乗っていたら、ちきりんさんの信憑性を疑ってしまいます。

 

恐らくそういう風に自分の悩みの解決策を、人に頼って人にすがっていくことがエスカレートした結果、人は新興宗教なんかに行きついてしまうんだと思います。

 

それはさておき、どうしても相談するのであれば、自分の現状や今までの背景、今後のキャリアプラン等、考え抜いた上で、しっかりと伝えて相談すべき話なんだと思う。

 

日本人って自分も含めてですが、今までの学校教育のしがらみから抜け出せず、何らか正解がある問いに対する回答ばかりさせられてきてしまった結果、社会人になっても、いつも正解ばかりを求めてしまってます。

 

学校教育で正解のある問いばかりやらされ、且つ他のみんなと横並びで常に同じことをさせられてきたのに、社会人になるや早々に”他人と違うことはなんだ?人と比べて、あなたのオリジナリティーは何?”みたいなことを言われても、そりゃ無いよなーと。

 

仕事の会議中でも、自分の意見が正解かどうか迷ってしまい、発言を躊躇してしまうことなんてざらにあると思います。だって、そういう訓練や発言する機会ってこれまで無かったじゃないですかと、言いたくなります。

 

本来であれば、会議においては、意見をインタラクティブに人と交換し、正解か不正解である複数の選択肢からどれかを選んで決定し、選んだ選択肢に伴う問題点や課題を想定し、備えておくことが重要であり、決定するために相互に意見を出し合うことが大切なんだと思います。

 

人生なんて本当あっという間です。自分の人生を何も考えずにバイアスにかかった状態で、他人に流されてしまった人生となり、年をとった段階でやっぱりこうしておけば良かったと思うことばかりの人生にならぬよう、自分の意見を持って生きていきたいと、本書を読んで改めて思いました。

 

冒頭にも書きましたが、”自分の人生を自分で考えて、楽しく過ごしていこう”、そのためにも自分の意見を持つということの大切さを忘れずに、私も自分の人生を生きていきたいと思います。

 

ではでは、ということで今日も一日頑張っていきましょう!

日本の漫画は面白い

子供の時から読みまくっている漫画。世代的にも、ドラゴンボールスラムダンク幽遊白書ダイの大冒険等、当時人気があった漫画をリアルタイムで読めていたので、本当に貪るように読んでいましたね。

 

実は今でもTSUTAYAで漫画を借りてきて、奥さんと一緒に読んでしまっています。良い歳して漫画なんてと思われるかもしれませんが、面白いものは単純に面白いので読んでしまいます。

 

ある意味、面白い推理小説を読む感覚と変わらない感じです、いわゆる消費・娯楽のための読書という部類。

 

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最近の読んでいる漫画

 

以下は、現在読んでいる漫画です。

 

 

呪術廻戦は、鬼滅の刃を読み終わって、何か面白い漫画が無いかと探していた中、発見した漫画。読んでみたら、かなりというかめちゃくちゃ面白い内容。最近、何となくHUNTER×HUNTERみたいな感じになりつつあり、内容が難化傾向。

 

読んでも内容が良く分からない時は奥さんに聞いてダブルチェックするぐらい、理解力が無い私ですが、少年ジャンプを読んでいる小学生でも、理解できるのかなと思います。とはいえ、内容は本当に面白いです。

 

自分が小学生の頃に読んでいた漫画を子供達と一緒に見ている

 

毎週土曜の朝に、ダイの大冒険がテレビでやっていて、ほぼ毎週録画したものを子供達と一緒に見ています。自分が小学生の頃読んでいた漫画を、自分の子供達と一緒に見るのってなんだか不思議な感覚。

 

ダイの大冒険を見始めて丸一年。幼稚園児の長男は、最近、移動する度に「ルーラ!」というようになってきました。ダイの大冒険は、正統派の漫画(主人公が敵を倒すまで、挫折を味わいながら努力して乗り越えていく)だと思うので、今の子供にとっても魅力的な漫画なんだと思います。

 

 

日本の漫画は、本当に世界で人気があります

 

漫画に関して、マニアックな程、詳しくはない方ですが、日本の漫画は本当に海外で人気があります。

 

語学留学でニュージーランドに行っていた際、NARUTO等、日本の漫画は現地の子供達にも知れ渡っており相当な人気がありましたし、「千と千尋の神隠し=Spirited Away」等のジブリ映画もものすごく流行っていました。

 

また、駐在していたシンガポールでも、東南アジアの人達と話す中で、日本の漫画が人気があることは、肌で感じてました。基本、東南アジアでは、音楽やドラマは韓国が完全に日本を凌駕していますが、漫画ではどの国も日本には勝てません。

 

マレーシアの仕事先のパートナーからは、「Your Name見た?俺、彼女とこないだ見に行ったんだよ~」等と言われ、Your Nameってなんですか?という感じで(Your Name=君の名は、ということもその当時知らず)、流行について行けてませんでした。

 

恐らく漫画の分野に限って言えば、日本が生み出す漫画のコンテンツは、この先も衰えることは無いように思えるので、ますます面白い漫画が出てくるのではないかと思っています。

 

漫画なんて子供が読むものだと思うのは、固定観念であって、面白いものは面白いと受け止め、これからも新しい漫画を読んでいきたいと思っています。

 

ということで、ではでは今日も一日頑張っていきましょう!

21年の目標を振り返って(FP3級、簿記3級、TOEIC900点)

年の瀬ということもあり、今年の目標を振り返ってみたいと思います。

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FP3級

試験内容が、公的年金、健康保険制度、生命保険等、身近にあるものなので、勉強したことを実生活に活かすことができます。ですので、マネーリテラシーのことを勉強したいと思う方にお勧めです。

 

試験範囲は広く結構大変ではありますが、内容はそれほど深くなく、合格ラインも6割を超えていれば受かりますので、難しいものではないと思います。

 

 

簿記3級

 

簿記3級の試験は中々大変でした。勉強はクレアール(通信教育)で、淡々と講義内容に沿ってやっていましたが、当日の試験が、私が受けた回から大幅に変更され、問題数(5問→3問)が少なくなった分、内容が難しくなっていました。

 

自分にとって特に2問目が鬼門で、途中で時間が無くなってしまい、2問目の半分を捨てざるを得ない状況に追い込まれました。

 

それでも何とか他でカバーできて、79点/100点(合格ライン70点以上)が取れて、受かることができましたが…。ちなみに私が受けた会場の合格率は39%となり、簿記3級としてはかなり低い結果でした。

 

簿記3級は、財務諸表も一通りは理解できるようになれますし、お金の中身(資産、負債、純資産)の感覚が掴めるようになると思います。実生活でもB/Sの観点で自分の資産状況を俯瞰できるようになるので、役立つとは思います。

 

また、仕事においても、他部署(経理)が何のために作業を行っているのか、その背景を理解できるようになります。

 

簿記としては、簿記3級は最低限の知識なので、さらに知識を深めて、この道でキャリアを積みたいという人には、簿記2級、1級と勉強が必要だと思います。

 

 

TOEIC900点

 

TOEICの勉強は一番楽です。なぜなら、英語の勉強は割と好きな方なので、全然苦にならないからです。と言っても、英語なんて大学時代は、TOEICの点数は400点レベルでしたし、全くできる方でもなく好きでもありませんでした。

 

語学留学や仕事を通して、英語が世界とつながるひとつのツールなんだと気づけた後からは、英語と触れ合う時間は楽しいものに変わりました。

 

とは言え、TOEICの試験は、好きではありません。リスニング:45分間、リーディング:75分間は、かなりの集中力を要するため、めちゃくちゃ疲れるからです。

 

また、TOEICの試験内容も大学のセンター試験のように、ある意味、テクニックがあれば、高得点が狙える仕組みになっているので、英語のレベルを示す指標としては、あまり良いものとは言えません。(TOEICも、IELTSやTOEFLの方がベターかなと)

 

何とか、目標スコアである900点を取ることができたので、しばらくTOEICを受けなくて済むので、とりあえず本当に良かったと思っています。

 

来年もまた何か新しいこと(少なくとも3つぐらい)にチャレンジしていきたいと思います!

 

ではでは、ということで、今日も一日頑張っていきましょう!

ようやくTOEIC900点取得

先月末に受けたTOEICの試験結果が返ってきました。結果は、ちょうど900点。今年の目標のひとつがTOEIC900点だったので、ギリギリではあるけど何とか達成。

 

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実は、暴露しますとTOEIC、今年だけで3回も受けてました

(1年間でこんなに受けたの初めて)

 

4月  :890点(L:480、R:410)

7月  :885点(L:480、R:405)

11月:900点(L:495、R:405)

 

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本当ギリギリで900点に到達できておらず、この半年ずーっとモヤモヤしてました。

 

7月の結果が判明後、もう今年はTOEICを受けるのをやめようかなーと思っていました。

 

が、とにかく今年掲げた目標3つを何とか達成したいという思いが勝り、11月に受けて本当に良かった。

 

今年の目標としては、以下の3つを掲げていました。

 

  • FP3級     → 2月達成
  • 簿記3級    → 7月達成
  • TOEIC900点  →   12月達成

 

人間は、基本怠惰な生き物だと思っています。意識して動かないとその性質上、楽な方に流れてしまいます。

 

休みの日には、ソファーでゴロゴロしてお菓子食べながら、Youtubeやアマプラ見て過ごすのが、ラクで楽しいですよね。

 

なので、目標を設定して、まずはスケジュール(試験日を決める)に落とし込まないと、中々動けるものではありません。

 

今回のTOEICは、年の初めに立てたこの3つの目標があったからこそ、11月に再び受ける気になったんだと思っています。目標がなかったら、間違いなく3回もTOEICは受けていなかったでしょうね。

 

何か新しいことを始めるには、目標を立て、ゴールを目指して動くことが何よりも大事。このことは、勉強だけでなくスポーツでも仕事においても当てはまります。

 

自分の現状値を把握した上で、あるべき姿(=ゴール)を設定し、そのギャップを埋めるために、何をしていかないといけないのか、これを自分で考えて、主体的に動いていくことで、良いサイクルで進められます。

 

自分の場合、TOEICの弱点は、明らかにリーディング。900点を超えるにはこの部分の強化がマスト項目。

 

そのために、文法の見直しや長文問題の解き方のコツ等、自分なりに弱点克服のため、対策は行いましたが、結果としては、自分の強み(リスニングは満点)で達成したような形になりました。

 

もし、今後TOEICを受ける機会があれば、伸びしろはもうリーディングしか残されていないので、徹底的に勉強して900点後半を目指したいところです。

 

今のところ、もうTOEICはしばらく受けなくても良いかなとも思っています。(受けても2年後とか)

 

結局、TOEICで満点取れたからと言って、ペラペラ英語が話せるようになるわけでもなく、あくまでひとつの目安にしかなりません。

 

自分としては、今までの経験(留学、駐在、仕事を通して)でどこの国の人とも、適当には話せるとは思っているので、あとは楽しみながら、Podcastや映画、本などで英語に触れていければと思っています。

 

来年はどんなことにチャレンジしていくのか、そろそろ見定めながら年の瀬を過ごしていきたいと思います。

 

最後に、ココ・シャネルが残したこんな言葉があります。

 

私のように、年老いた、教育を受けていない、孤児院で育った無学な女でも、まだ1日にひとつぐらい花の名前を新しく覚えることはできる

 

人生を生きる上で、”興味”と”探求心”、この2つは、死ぬまで絶やしてはいけないマインド。世の中には知らないことだらけ、自分が生きている中で、少しでも多くのことに興味を持って、生きていきたいと思います。

 

 

ではでは、ということで、今日も一日頑張っていきましょう!

50年後の自分

先日、私の祖母(92歳)と奥さんの祖母(96歳)、2人に会ってきました。老人ホームに入っているので、コロナ勃発後から会えずで約2年ぶり。2人とも90歳を超えても変わらず元気。

 

しかしながら、自分が90歳を超えて、あの2人のようにしっかりと話せるているのか、全く想像がつかないなと。

 

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2007年に生まれた人の半分は107歳まで生きる

 

少し前の記事ですが、100歳前後まで生きるのが、当たり前の世界になってくるみたいです。

 

2人に1人が「100年生きる」時代に必要な能力 | ワークスタイル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

 

自分と同じ年代(30~40代)の人達で、そんな先まで生きることを考えられてる人ってどのぐらいいるんでしょうかね。

 

70~80歳ぐらいまでの自分なら、まだ何となく想像できる。

 

恐らく自分の子供達が結婚して、子供が生まれ、孫ができているだろうし、70代ならば働こうと思えば働けているかもしれない。今よりも時間があるだろうから、奥さんとも色々と外に出かけられているとも思う。

 

このレベルであれば容易に想像がつく。でも、それが100歳までとなると、ちょっとどうなっているのか、全く分からない。

 

鍵となるのは、健康寿命

 

100歳まで生きるのであれば、何よりも大事なことは、健康でいること。それに尽きると思います。

 

  • 日本人の平均寿命は、男性:81歳、女性:87歳 (2021年)
  • 一方で、健康寿命は、男性:72歳、女性:74歳 (2021年)

 

健康寿命とは、寝たきりや認知症など介護状態の期間になっていない年齢。

 

日本人は長寿国と言われていますが、上記の通り平均寿命と健康寿命との差が約10歳も離れています。

 

10年以上ベッドに寝たきりになっている状態って普通に考えても結構辛いですよね。

 

先日会った祖母達は、①杖をつきながらも自分で歩ける、②食事も自分で取れる、この2つが出来ているので、今でもしっかりとした口調でコミュニケーションが取れるんだと思います。

 

そう考えると、まず自分にできることは、平均寿命と健康寿命の差を可能な限り縮めること。100歳まで本当に生きているのであれば、子供達に介護で迷惑をかけないためにも、どうやって健康寿命を伸ばせるのかを念頭に置いていかなくてはいけないと思っています。

 

※ちなみに健康寿命のトップは、シンガポール(日本と同様に長寿国)の74.8歳

 

社会的つながりは大事

 

90歳になって自分の奥さんも健在で、子供達も居てくれることは大事。加えて、その年代になって、社会的にどのようなつながりを持っていられるかも大変重要だと感じています。

 

人間、ひとりでは生きられず、どのような形で社会的ネットワークを持てているのかが、生きていくうえで糧になるのかと。同じような趣味を持っている人がいれば、コミュニケーションも取りやすくなるし、70歳になっても新しい友達も見つけられるかもしれません。

 

今の自分は、趣味でバスケをまだ続けられていますが、残念ながら70歳になってもやれるスポーツではありません(シューティングぐらいならできるかな)

 

そう考えると、70歳~80歳になっても続けられる趣味を今から見つけ、磨いていくことが、大変重要。

 

趣味の候補としては、

① 弾き語り(ギター、ピアノ等)

② 山登り

③ 語学(英語以外)

 

弾き語りは、やろうやろうと思って、中々できていないのが実態。

一人前になるまでに費やす時間としては、大体1万時間と言われています。

毎日3時間費やして1年で1000時間、つまりは10年間かかる。

 

とはいえ、毎日3時間費やすことは、今の自分にはとても割り当てることは、とてもできません。

 

なので、毎日1時間×365=365時間、30年間をスパンにゆるーく、長く続けられる趣味にトライしていきたいなーと。

 

ではでは、ということで、今日も一日頑張りましょう!

組織で働く人のタイプ

最近、自分の友達や知り合いに、「社長になりました」、「自分のお店を開業しました」という話が、ちらほら聞こえてくるようになってきました。

 

経営者と聞いてよく思うのが、①サラリーマン社長、②オーナー社長とでは、役席上の立場は同じだとしても、仕事に対する内なる動機については、全然違うものになっているんだろうということ。

 

では、両者で何が違うのか?

 

(1) サラリーマン社長

典型的な例は、いわゆる大企業の社長。役職を階段的に昇進して、社長に辿り着いた人達です。中には、入社当初から、高い志を持ち、社長になるという目標を持って、熾烈な出世競争を勝ち取った人もいるかと思いますが、恐らく大半はポストの役回り上、エスカレーター方式で社長になった人達が多いんだと思います。

 

何はともあれ、社長まで昇りつめているので、当然頭はめちゃくちゃ切れますし、それ相応の知識、経験を備えている人達ばかりであるのは間違いないです。ですが、この方々達に、高い動機(自分が大事にしているものや、使命を持って貫く想い)が、あるかどうかは分かりません。

 

社長になるまでの経緯は、長い出世競争を踏んで経営者となっています。ですので、彼らの仕事に対するマインドとしては、自分の使命や想いというよりは、組織(上下関係)を中心に置いた考え方をしています。

 

したがって、上層部が集まる会議体では、取締役間での立場的な忖度が、少なからず決定事項の要因に影響しているケースが多く発生します。

 

サプライズ人事で若くして社長になった方々もいますが、結局は、社長の上に、会長等のポストを置かれてしまい、いつまで経っても、組織を中心にしたマインドから抜け出せないのが、サラリーマン社長の性です。

 

加えて、経営者の任期も、不祥事を起こさなければ、過去の事例に乗って決まっており、そう長くはありません。なので、経営戦略も短期的な視点になりがちとなります。

 

(2)オーナー社長

一方でオーナー社長はどうでしょうか。ここでいうオーナー社長は、典型的な日本の大企業を除いた中小企業の社長さんも含まれています。イメージとしては、ファーストリテイリングユニクロ)の柳井さん、ソフトバンクの孫さん等でしょうか。

 

オーナー社長の特徴は、何と言っても、自分の使命と想いを持って会社をゼロから作った人達ですから、上で述べた動機の部分が、サラリーマン社長とは全く違うものになっています。

 

世の中を自分達が提供するモノやサービスで良くしていきたいと高い動機があるからこそ、会社内の組織上の忖度無く、任期も決まったものはありませんので、モノゴトを中長期的な目線で考えられているんだと思います。

 

働き方の4つの特徴

 

この前、藤野さんの「投資家みたいに生きろ」にも書いてあった、ネコリーマン、トラリーマンという考え方がありましたが、その藤野さんと仲山さん(楽天大学学長)が対談した面白いサイトがありました。(ログインしないと中身は見えませんが…)

 

藤野英人氏と仲山進也氏が語る「組織のネコ」──ハイブリッドワーク時代の“4種の動物”が共存する組織 | Biz/Zine(ビズジン) (bizzine.jp)

 

組織で働く人には4つのタイプがあると示しています。以下のような図になります。

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出典:仲山進也『「組織のネコ」という働き方 「組織のイヌ」に違和感がある人のための、成果を出し続けるヒント』(翔泳社、2021/11/10)

上記の図は、組織の状況を説明するのに、めちゃくちゃ分かりやすい例だと思いました。

 

先ほど、上で書いたサラリーマン社長は、”ライオン”です。組織を中心に考えてリーダーシップを発揮するタイプ。

 

オーナー社長は、”トラ”から”ライオン”に変わってしまうケースもあると思いますが、中身は”トラ”のままのはずです。

 

日本の大企業の典型的な特徴は、”ライオン”(指示を出してくれる人)に従う、”イヌ”(指示を受けて忠実に業務をこなす)という関係のもと、成り立っていると言えます。

 

伊賀康代さんの本で、「採用基準」という本を読みましたが、これも上記の図で説明できます。

 

「採用基準」でのキーメッセージは、”日本企業で働く従業員は、リーダーシップが欠如している”でしたが、これは、日本企業が基本的に、”ライオン”に従う、大多数の”イヌ”で成り立っている構図になっているからです。

 

つまりは、管理職がグループのリーダーとなって指示を出すべきであり、下位者がそれを受けて業務を粛々と行う、というマインドが根強く形成されてしまっているからに他ありません。

 

このように組織関係が縦に形成されているから、グループメンバーそれぞれがリーダーシップを発揮して、何かに取り組むということにつながっていないのが実態だと思います。

 

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私は4つの内、どれでしょうかね?

 

はい、私は今は、”ネコ”です。とにかく組織から自由になることを軸に動いています。2年前からやっている投資もこの考え方からです。会社、組織にすがる理由は、お金という要素が大きく占めています。

 

まずは、お金に対して会社に依存するレベルを下げていけば、自ずと組織から自由になる方向になります。

 

会社での役職にすがるという方も中にはいると思います。会社の肩書でマウンティングする方が、世の中的には簡単ですから、そういう考え方もあると思います。

 

私は、あいにく肩書は気にならない方なので、毎日が充実して、自分、家族、自分に関わる人々が幸せならば、それで十分です。

 

ただ、”ネコ”ではなく、会社内で一時期”トラ”であったことがありました。それはシンガポールで働いていた時です。

 

自分が本当に良いと思う製品を販売し、エンドユーザーが喜んで使ってくれている、その姿を沢山見れる体験を得られたあとからは、自分の使命(こういった製品をもっと世の中に広めたい!)に基づいて、動けていた時期がありました。

 

ですが、今はネコです。(正しくはあえて”ネコ”になっていると言った方が良いかも)

サラリーマンのしがらみを受け、たまにイヌをかぶったネコにもなっていますが…。(ちなみに、奥さんは完全に”トラ”です…)

 

一度、自分自身や所属するグループの人達を眺め、あの人はこのタイプだなーとか当てはめて見ると、結構面白いです。

 

まだ、仲山進也さんの「組織のネコという働き方」という本は読めていないので、読んでみたいと思います。

 

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ではでは、やっほほーい(とりあえず、藤野さんのパクリを続ける)

今日も一日頑張りましょう!

投資家みたいに生きろ:藤野英人

やっほほーい!(レオスキャピタルの藤野さんをパクッてみました…)

 

秋の気配が漂う季節になりましたね。

 

最近、藤野さんの本を良く読んでます。今回読んだのは、「投資家みたいに生きろ」という本。この本は別に読んだ人に「投資をしなさーい」と薦めているわけではなく、あくまで投資家(藤野さん)の考え方を知ってもらって、自分の人生をより良い方向に向かってもらいたいという、非常に利他的な内容。

 

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投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略 | 藤野 英人 |本 | 通販 | Amazon

 

将来向けてのお金の不安を無くす方法とは?

 

①若いうちに沢山稼ぐ、②支出を抑えることが考えられます。それに対して投資家的な解決方法は、以下の2つだそうです。

 

  • 長く働き続けること
  • 収入の一部を投資に回すこと

 

健康で長く働くことができれば、月次のキャッシュも入ってきますし、働くことでボケ防止にもなり、健康寿命も延び、一石二鳥ですよね。そして、投資に回すこと、これはある意味、お金に働いているもらうことなり、自分自身の体を使う以外にもお金を得る手段が増えるわけであります。お金が増える源泉を増やすにこしたことはないです。

 

であれば、「今の仕事は70歳になっても楽しく続けられるだろうか?」と長期的な目線で考えた方が良いと、藤野さんは言っています。もし、そうでないならば、転職、起業するなり、対策を取った方が良いとのこと。私は、現職を70歳になっても到底楽しめるとは思えないので、長期的な視座で考えていきたいと思います。

 

モノゴトは、何事も捉え方で変わってくると思います。ある事実を悲観的に見るのか、はたまた楽観的に見るのか、これはその人の捉え方次第で、人生の中身も変わってくる。

 

例えば、土曜日の朝、ランニングしようと思い早起きをしようとしていたが、寝坊してしまった。これを、朝の時間を無駄にしてしまったと捉えるのか、平日仕事の疲れが溜まっていたから、体が休めと言っていたんだなーと捉えられるかでは、その日、一日の気持ちの持ちようが大きく変わってくると思います。

 

上段の話しは、本書の中では、コップに半分の水の話で紹介されていました。

日本人は2つのグループに分けられる:①失望を最小化する人たち、②希望を最大化する人たち。まさに、コップの水をみて半分しかないと思うのと、半分も残っていると思う人たちとの違いです。

 

日本人の多くは、①失望を最小化しようとしてしまう性質があると思います。暗い将来が待っていると不安を感じて、無暗にお金を貯め込んでしまうのも、そこからきているものだと感じています。私は可能限り、希望を最大化して、モノゴトを捉えていきたいと思います。

 

また、本多静六さんの言葉も紹介されており、胸にささった部分であり、「私の財産告白」を再読したいと思います。

 

  • 利他的な目標にすると、より大きな成功をもたらす。
  • 「人生は生ある限り、これすべて向上への過程でなくては行為ならない。社会奉仕への努力でなくてはならない。もし老人のゆえをもって、安穏怠惰な生活を送ろうとするならば、それは取も直さず人生の退歩を意味する 

 

藤野さんは、「人生でもっとも楽しいことは信頼できる仲間と楽しい時間を過ごすこと」、「やりたいことを実行するための想いや、それに集まってくる仲間のほうがお金よりよっぽど貴重」と本書の中で、言っていましたが、これはその通りだと思います。結局、人間って人と人との交わりがある社会の中で生きており、どんなにお金があっても、一緒に楽しんでくれる人がいなければ、ただただ寂しい人生になるだけになってしまいます。

 

その他、印象に残った個所

 

・1万時間の法則:1日5-6時間かけて5年間やれば、大抵のことは身に付く

7つの習慣木こりの話し:ノコギリ刃がボロボロ、刃を研いでいる暇なし

・最後の最後は気持ち 所詮運だから

・インタンジブルアセット:目に見えない資産(スキル、健康、人間関係)

 目に見えるものばかりを追い求めると、人生は空虚になる

 仏教で言う一妙 (oneness)という考え方に近い

・人生最高の幸福は、社会生活における愛の奉仕によってのみ生じる。

 わかりやすく言えば他人のために働くことだ

・流行嫌いのマインドは変える必要がある。流行を知ることが大事

・家電量販店をくまなく歩く癖

・コンビニパトロール:コンビニは、POSデータを基に、流行を捉えている

・旅にでること:イメージできないことはマネージできない

・発信はローリスク・ハイリターン

(アウトプットをセットすることを意識する)

・最高プロフィール写真用意する

・人の目にさらされる訓練を自主的にやっていく必要がある

・自問自答×5分(何事も初動が大事)

・仕事以外(旅行、遊び)のスケジュールを入れてしまう

・挨拶、評判を得る方法(ありがとうを伝える)

 人をほめることは、相手に関心を持つことから始まる

・お勧めされたものを試す

・昔話は死んでもするな

・知ったかぶりは損をする。なぜなぜ?

・地縁、血縁を再評価

・5年前と同じ人間関係だったら焦った方が良い

・趣味が鍵

・自己紹介、30秒で用意。起承転結のストーリーで3分 笑いを取る 

 自虐的、失敗談

・DECOチョコ、あめをあげる等、スモールギフトは有効なアイテム

・メモを取るかどうか。

・本はランダムで読むのがお勧め

・ネコリーマン:会社に所属し、生活のためにインフラを活用するものの、

 出世は目指さず、しかし決して社畜にはならず、自分の人生を

 自分でデザインする

 

個人的には、ネコリーマンの考え方が、非常に刺さりました。

 

ではでは、良い一日を!

Have a nice day